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「星系への旅」実現の理論的な方法が本書で扱われている。星系への距離は途方もなく膨大であり、地球から最も近い星への旅行ですら化学ロケットのような現在の宇宙推進技術では数千年~数万年かかることになる。このような恒星間宇宙旅行の限界に打ち克つために、新規な推進理論と航法理論の研究開発が不可欠である。1つの解決策として、フィールド推進の代表例である空間駆動推進(Space Drive Propulsion)と虚数時間に特徴づけられる時空間の性質を利用した超空間航法 (Hyper-Space Navigation)理論(タイムホール)が紹介されている。超空間航法理論はワームホール同様、光速の壁を迂回する技術を提示する。空間駆動推進は周辺の空間との相互作用による場の近接作用を利用するもので、宇宙船を時空間の構造に対して推進させる概念である。空間の曲率が推進理論に対して重要な役割を果たす。これは化学推進や電気推進のような従来の運動量推力にもとづいた推進方法では得ることができないものである。一方、虚数時間に特徴づけられる超空間(Hyper-Space)への突入(Jump)は短期間での恒星間旅行を可能にしてくれる。現実的な星系探査は推進理論と航法理論とを併用することにより実現可能になる。
Book Details: |
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ISBN-13: |
978-613-8-24565-0 |
ISBN-10: |
6138245652 |
EAN: |
9786138245650 |
Book language: |
日本語 |
By (author) : |
南 善成 (Yoshinari Minami) |
Number of pages: |
112 |
Published on: |
01.11.2018 |
Category: |
Vehicles, Aircraft, Ships, space travel |