プリファレンス最大と ストレス最小生活

プリファレンス最大と ストレス最小生活

個性と響き合う創造的生活への誘い

GlobeEdit ( 13.11.2018 )

€ 35,90

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書評 安藤賜夫  筆者は聴覚に関する脳の原始的反応を30年以上研究しつづけ、主観的プリファレンス理論を確立した。それを使い、代表作 霧島国際音楽ホール みやまコンセールの木の葉型デザインのホールや森の木立のような柱に包まれたデザインの津山市音楽文化ホール ベルフォーレ津山のデザインが設計されており、今日の世界のコンサートホール設計に影響を与えている。 ~プリファレンス (Ando, 2009)~ それは、好み。主観的プリファレンスは人間の原始的な脳の好みであり、生存の可能性を高める為に人の脳は生命維持方向を選択する。これを脳の好みと言う。特に好ましい聴覚条件下で、人の脳は脳全体にα波の繰り返しのリズムを生じる。つまり、脳がウットリした状態になる。これを基に、主観的プリファレンスを美の出発点として構築し、主観的プリファレンス理論としている。また、視覚の点滅光による調査を行ったところ、好ましい条件は自然環境下に沢山ある。しかし、自然の物全てが良い訳ではないと筆者は結論づけている。聴覚も視覚も一つの脳のセンサー機能(システム)を共有する。聴覚研究の結果デザインされたみやまコンセールの形状も天井は空の様に高く、周囲の形状はまるで木立の様、上空から見た姿は木の葉型となっており、ベルフォーレ津山のデザインもシンプルに自然イコール木立の発想でホールを木の柱で囲む。科学的に解明されていなかった音場の性質でありながらその音場が良い方向へ改善された事にも驚きと共に納得がいく。 私達の環境を生物としての好みの環境にするためにはプリファレンスを最大にする事が必要である。自然のリズムとは地球上に存在する卓越周期であり、全ての周期は環境設計に取り入れる事が出来る。又、日常生活において自分自身の個性と共鳴する環境の選択に大いに役に立ち、生き物としてのプリファレンスを最大に出来る。

Book Details:

ISBN-13:

978-613-8-24727-2

ISBN-10:

6138247272

EAN:

9786138247272

Book language:

日本語

By (author) :

Yoichi Ando

Number of pages:

64

Published on:

13.11.2018

Category:

General